Abandon
ゴンです。
今日はDee Purple「Abandon」アルバムに
ついて書きます。
メンバーは前作と同じギラン、モーズ、グローヴァー、
ロード、ペイスで1999年にリリースされました。
前作であまりにも音楽的方向性が変わってしまい、
ファンの間で戸惑いがあったのを察知したか、
リフがヘヴィな曲が増えたような気がします。
ただ、リッチー・ブラックモア在籍時の音楽性に
戻ったか?と言われると全然違うもの。
スティーブ・モーズが意識しずぎだと思うのですが
曲の出来はいたって平凡。
極めつけは、「In Rock」収録の”Bloodsucker”を
リメイクしているのですが、これが「よせばいい
のに・・・」的な出来。最近のライブでも演奏して
いるようですが、スタジオ録音はしない方がいい
のでは?と思ってしまいます。
アルバムリリース時のメンバーのインタビューで
「In Rock」を意識した、という発言があったのを
覚えていますが、あの若かりし頃の勢いを30年後
に再現するなんて出来るわけないでしょ?
「原点回帰」を掲げたアルバムでしたが、完全に
空回り。そして、ツアーに次ぐツアーの毎日に
疲れ果てたキーボードのジョン・ロードが、
ついに脱退をしてしまうのでした。